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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2018年10月22日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:2018年第2四半期の鉛、亜鉛生産量減少も、今後は生産量は拡大する見通し

 メキシコ主要鉛、亜鉛鉱山企業の2018年第2四半期の生産量は、品位、処理量等の低下により減少した。概要は以下のとおり。
・主要4社の2018年第2四半期の亜鉛生産量は、前年同期の140,544tから138,013tに減少した。亜鉛生産量トップのPeñoles社の生産量は、San Julián、Saucito、Tizapa鉱山における高品位の鉱石を処理したこと、Saucito、Fresnillo、Sabinas鉱山において高品位鉱床を採掘したこと等によりほぼ全ての鉱山で回収率が改善した結果69,577tから71,054tに上昇した。一方、生産量第2位のGoldcorp社は、Peñasquito鉱山の品位低下により前年同期の38,148tから35,154tに減少し、Minera Frisco社の生産量は微減の13,842t、そして、Southern Copper社の生産量は横ばいの17,963tであった。
・主要4社の2018年第2四半期の鉛生産量は、前年同期の39,680tから38,611tに減少した。鉛生産量トップのPeñoles社は、亜鉛と同じく回収率が向上した結果、19,510tから20,401tに上昇した。Goldcorp社はPeñasquito鉱山の鉛生産量が増加した結果、前年同期の11,839tから12,156tに増加した。
 一方、Frisco社の生産量は4,872tから4,263tに減少、First Majestic Silver社の生産量は、Del Toro鉱山の生産量が大きく減少した結果、前年同期の3,459tから1,791tに大幅に減少した。
・なお、メキシコでは、Southern Copper社が413mUS$を投資し、Buenavista亜鉛プロジェクトを進展させており、2020年の操業開始により8万t/年の亜鉛供給の拡大が見込まれる。また、Peñoles社は、2019年のRey de Plataプロジェクトの操業開始に向け303mUS$を投資しており、これにより、4万t/年の亜鉛の供給拡大、副産物として鉛、銀、銅の供給拡大が見込まれる。また、Goldcorp社はPeñasquito鉱山に420mUS$を投資しパイライト抽出プラントを整備しており、さらに、Frisco社は拡張及びプロジェクトの最適化により亜鉛の生産高が増加すると予測している。

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