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2018年10月23日 リマ 栗原健一

コロンビア:Santurbánのコミュニティ、市民参加の権利が侵されないことを要望

 2018年10月11日付け地元紙によると、Santander県高等裁判所は、政府が新たなParamo寒冷高地の境界線を設定するまでは、2014年公布の決議2090に定められる境界線が有効であるとの見解を示した。
 さらに同裁判所は、環境省によるParamo寒冷高地の境界線設定の期限を、判決T361-2017の期限から8か月後の2019年7月まで延長する旨決定した。それまでの間は、今後も98,000haがParamo寒冷高地として保護されることになる。
 Lozano環境大臣は、地元紙に対し、今回の(境界線設定)期限変更により鉱業、農業活動の代替プログラムを含んだガイドラインを構築する必要があるとの考えを示した。さらに「私はSanturban地方出身であり、皆が何を必要としているか理解している。期限延長は重要な機会だ。裁判所の指示に従い、広く開かれた市民参加に基づく境界線設置を行うため8か月の期限延長を要請した」と説明した。
 大臣はParamo寒冷高地の境界線拡大の是非については明言しなかったものの、最良の方法は対話を建設的に進めることだとコメントした。
 その上で、誰もが異なった利害関係を持ち、基本的権利は重要であり各地域におけるあらゆる権利を認識しているとしつつ、生態系保護に取り組む人々、資源を利用する人々、地域住民が協調して取り組む必要があるとし、政府としてコミュニティとのより良い相互理解の関係を構築していく意欲があることを強調、関係者全ての人々の参加を期待していると語った。
 市民団体Conciencia CiudadanaのRodríguez代表は、Paramo寒冷高地の境界線設定期限の延長は明らかに必要であったとしつつ、最も重要なのは政府が、前政権のように環境政策における市民参加の権利を蹂躙しないことであると意見した。さらに「現在だけでなく将来の世代に確実に水資源を保証することのできる境界線を設定」しなければならないと主張した。

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