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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2018年10月29日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:加Torex Gold社、Media Lunaプロジェクト新技術導入による収益性向上を期待

 2018 年10月19日付け地元紙は加Torex Gold社がGuerrero州に保有するMedia Lunaプロジェクトの新技術であるMuckahiオペレーティングシステムに関し特集しており、プロジェクトの収益性を大幅に向上させると報じた。同システムは、トンネルの上部に設置されたモノレールによる鉱石輸送と、従来の硬岩採掘装置を組み合わせたもので、Media Lunaプロジェクトの資本コストとオペレーションコストを大幅に削減することが可能となる。同プロジェクトは資本金不足により開発に遅れが生じていたが、新システム導入により開発加速が見込まれる。運用テストは2019年に開始する予定である。
 Media Lunaプロジェクトは国内最大級の金鉱山の一つとなる見込みであるが、最新のPEAによると、新オペレーティングシステム導入により同プロジェクトのコストや開発スケジュールは大幅に改善する見込みであり、設備投資は当初より30%減の233mUS$、採掘コストは20%減の18.90US$/t、資本コストは当初計画の499mUS$から306mUS$に減少する。また同プログラム導入により、Media Lunaプロジェクト建設期間の短縮が可能となり、生産開始時期は1年前倒しになる。一方マインライフは10年6か月から8年へと短縮するものの、一日あたりの鉱石処理量は7,800tから9,200tへと増加する。この結果、金価格1,200US$/oz、銀価格17US$/ozと見積もった場合の内部収益率は、当初見込みの27%から46%へと増加すると試算している。

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