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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2018年11月13日 シドニー 吉川竜太

豪:BHPのMackenzie CEO、WA州で発生した鉄道事故の影響による不可抗力は宣言しないと発言

 2018年11月8日付のメディアによると、11月5日早朝に発生した脱線事故により、WA州Pilbara地域における鉄鉱石の鉄道輸送操業を中断しているBHPのAndrew Mackenzie CEOは、事故による影響はあるものの顧客への鉄鉱石供給を滞りなく実施する予定であると発言した。この事故は、鉄鉱石を積載した列車が無人で暴走し、WA州Port Hedland港の南120km付近において強制的に脱線措置が取られたもの。11月8日に開催された同社の年次総会の後、本事故での不可抗力(Force Majeure)を宣言するかどうかについてメディアから質問されたMackenzie CEOは、顧客を失望させるような事態にはならないであろうとコメントしたことが報じられている。脱線現場近くでは約1.5kmの鉄道が損傷を受けており、復旧までには約1週間を要すると見積もられている。現在、BHPはPort Hedland港の貯鉱を利用した出荷を継続しているが、貯鉱量は鉄道運転を休止する期間全てを補う事はできないのではないかと懸念されている。Mackenzie CEOは、現在脱線現場では130人が昼夜を問わず復旧作業に取り組んでおり、鉄道が復旧し次第、山元で貯鉱されている鉄鉱石の鉄道運搬を再開して不足分を取り戻す予定であるとしている。今回の事故による損害額は未だ不明ながら、消息筋の話として、BHPが復旧作業に要する費用は1日あたり最大で55mA$となる可能性があり、軌道の損害により運搬船15~45隻分、3~8mtの出荷量に影響が出る可能性がある、と報じている。

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