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2018年11月14日 シドニー 吉川竜太

PNG:PNG政府、Ok Tedi銅-金鉱山の基金をめぐりPNG Sustainable Development Programを豪州内で提訴

 2018年11月7日付の地元メディアによると、PNG政府は鉱山操業が原因の環境破壊に関する長期間の議論が続くOk Tedi Cu・Au鉱山を巡る1.4bUS$規模の基金の管理をめぐり、豪州で提訴した。PNG政府がPNG Sustainable Development Program(PNG SDP)を相手取りVIC州最高裁判所に提出した訴状によると、PNG SDPは規約を不当に変更して取締役を自らが任命し、管理費・探鉱費として48mUS$が支出できるようしたと告発している。鉱山からの尾鉱が河川に直接廃棄されていたことに起因する環境破壊を巡るBHPとPNG政府間の紛争が2002年に和解された際、BHPがPNG政府に対してOk Tedi鉱山の権益を譲渡する見返りとしてBHPの責任を免責することが決定した。同時に鉱山操業と地元住民の健康、教育、生活改善プログラムを実施する機関として、BHPとPNG政府の双方からの独立性を確保できる中立地であるシンガポールにおいて、PNG SDPが2002年に設立された。その後、2013年に鉱山のマインライフが2025年まで延長された際、PNG政府はOk Tedi鉱山の権益をPNG SDPから取得し、PNG SDPの基金をも管理下に置くことを画策したが、PNG SDPはそれを避けるために規約を変更しており、この変更の是非が争点となっている。なお、同様の訴訟はすでにシンガポールでも提訴されており、現在も訴訟は継続している。

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