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2018年12月3日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:2018年第3四半期メキシコ主要金産出企業の生産量、減少

 2018年11月26日付け地元紙によると、メキシコ主要金産出企業の2018年第3四半期の金生産量は前年同期比約10%減少した。加Goldcorp社が保有するPeasquito鉱山の生産減少が大きく影響し主要10社の2018年第3四半期金生産量は、前年同期の24.3tから21.9tに減少、2015年第3四半期の25.2tから大幅に減少した。
 主要10社の内訳は次のとおり。
1.Industrias Peñoles社:7.3t
 前年同期の7.6tから7.3tに減少した。これは、Herradura鉱山の粗鉱処理量の減少と回収率の低下、San Julian鉱山の品位及び回収率の低下によるものである。
2.加Torex Gold Resources社:3.2t
 ElLimón-Guajes鉱山の大幅な増加により前年同期から3つ順位を上げた。
3.加Agnico Eagle Mines社:2.5t
 前年同期の2.6tから2.5tへ減少した。この要因は、Pinos Altos鉱山とCrestón Mascota鉱山の粗鉱処理量の減少によるものである。一方、La India鉱山は増加している。
4.Minera Frisco社:1.7t
 9つの鉱山を操業する同社の生産は、前年同期の2.4tから1.7tへ減少した。
5.加Alamos Gold社:1.65t
 Mulatos鉱山の生産増により、前年同期の1.6tから増加したが、El Chanate鉱山の生産が減少したため、大幅な増加にはならなかった。
6.加Ieagold Mining社:1.3t
 Los Filos鉱山を保有する同社の生産は、前年同期の1.5tから減少し、2018年の金生産量見通しを縮小した。これはヒープリーチングの回収期間がこれまでよりも長引いているためである。
7.加Goldcorp社:1.2t
 前年同期の4.1tから1.2tに大幅に減少し、順位も2位から7位に大きく後退した。大幅減少の要因は、Peñasquito鉱山におけるパイライト浸出プロジェクトの試験操業の影響により、低品位のストック粗鉱を処理しなければならなかったことによる。なお、同社は、第4四半期以降は回復すると予想している。
8.加Pan American Silver社:1.1t
 Dolores鉱山の拡張により前年同期の0.8tから1.1tに増加した。なお、同社は、世界大手銀生産会社の加Tahoe Resources社を1,290mUS$で買収する予定である。
9.Argonaut Gold社:1.0t
 El Castillo鉱山プロジェクトの一環として進めているSan Agustin鉱山の立ち上げにより前年同期の0.7tから1.0tに増加した。
10.米Coeur Mining社:0.9t
 Palmarejo鉱山の生産が事故の影響により900kgから866kgに減少した。

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