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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2018年12月4日 リマ 栗原健一

ペルー:Buenaventura社、銅開発への取り組みと方針

 2018年11月29日付け地元紙によると、Buenaventura社は、2019年と2020年における同社最大の目的は、Uchucchacua銀鉱山(Lima州)、Marcapunta銅鉱山(Pasco州)、Tambomayo金・銀鉱山(Arequipa州)、Orcopampa金鉱山(Arequipa州)の生産性を高め、埋蔵量増加によるマインライフ延長を図ることであると表現した。
 同社CEOのGobitz氏は、2020年までボトルネック解消プロジェクトを実施し、コスト効率の高い鉱山操業を求めていくとしたほか、7年先までの埋蔵量や展望の見込める鉱山を操業したいとの考えを示した。
 具体的な戦略としては、坑内掘り鉱山における運搬立坑や運搬坑道、換気システムの導入による、より効率的な採掘が計画されている。Gobitz氏は、これらのシステム無しに生産リズムを維持することは困難であるとし、特に規模の大きなMarcapunta銅鉱山を筆頭としてUchucchacua鉱山、Tambomayo鉱山、Orcopampa鉱山の順に、2020年末を目途にこれらのシステムの導入が完了する見通しを示した。
 さらに子会社のEl Brocal社に関して、同社は現在露天掘りのTajo Norte鉱山50%、坑内掘りのMarcapunta銅鉱山50%の割合で操業を行っているが、亜鉛や鉛等が採掘されている露天掘り鉱床は資源が枯渇する見込みであり、約5年後には同社は100%の銅生産企業となる見通しを示した。さらに、El Brocal社は13,000tの銅鉱石を処理するための許認可を取得したことを明らかにした。
 また、Rio Secoプラント(Lima州)では、Marcapunta銅鉱山の鉱石からヒ素を除去するためのパイロット試験が実施されており、2019年初頭にはプレFS、同年末にはFS段階に達するとの見通しを示した。
 一方、El Brocal社の銅プロジェクトに関してはその規模や財政面・技術面のリスクを考慮し、パートナーとなる企業を模索することも選択肢の一つであるとコメントした。
 他方、Uchucchacua鉱山(Lima州)は、同社最大の銀鉱山であるものの、亜鉛や鉛の生産量が増加している。また、本鉱山から5kmの距離に位置するYumpag銀プロジェクト(Lima州)は、操業開始後、最初の時期はUchucchacua鉱山の付属鉱山としてUchucchacua鉱山のプラントに鉱石を供給することになるとの見通しを示した。その上で、長期的にはYumpag銀プロジェクトの操業が進み、鉱床の把握が出来た段階で、Uchucchacua鉱山のGina Socorro鉱脈と統合する可能性があるとコメントした。
 一方、Mallay銀鉱山(Lima州)については、排水に係る操業コストが高いことを理由に売却中であることを明らかにした。

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