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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2018年12月14日 シドニー 吉川竜太

豪:Austrade、リチウムイオン電池産業の豪州におけるポテンシャルに関する報告書を公表

 2018年12月11日付の地元メディアによると、豪貿易投資促進庁(Austrade)が11日に公表した「Lithium-Ion Battery Value Chain Report」において、豪州はリチウムイオン電池(LIB)需要増大に牽引されたLIB製造の拠点となる「一世一代の」機会を逃がすリスクがあると指摘した。豪州にはLIB製造に必要な鉱種や素材の多くを保有しているにもかかわらず、現状ではリチウム鉱石の輸出により得られるLIBバリューチェーンの僅か0.53%分の富しか得られておらず、200bA$以上とされる価値の付加は海外において実施されている。豪連邦のSimon Birmingham貿易大臣は、今こそがLIB製造業を豪州で促進する絶好の機会であり、これまでも豪連邦政府はAustradeを通じて海外からの投資を促進することに注力してきており、年内にも海外投資家による大規模投資が発表される見込みである、とコメントした。豪州鉱業探鉱企業協会(AMEC)のWarren Pearce CEOは、豪州のLIB関連資源の世界的な優位性を指摘する各機関の報告が増えていることを歓迎するとし、豪州はLIBに必要な10種類の鉱種のうち9種類を生産しており、残る1種のグラファイトに関しても豊富な資源を保有している。将来予期されるLIB需要の増加に対応するため、豪州の鉱業会はこれらの鉱種の生産に務める必要があるであろうし、この機会は雇用創出、経済の多角化など豪州経済の構造そのものを変化させる可能性もある、とコメントした。

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