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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年1月8日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:加Endeavour Silver社、Terroneraプロジェクトの高い収益性に期待

 2018年12月21日付け地元紙は、加Endeavour Silver社(本社:バンクーバー)が保有するTerroneraプロジェクト(Jalisco州)の開発進捗状況を報じた。概要は以下の通り。
 Terroneraプロジェクトは2020年に生産開始予定で、同社5件目の国内保有鉱山となる。坑内掘り鉱山で金、銀を採掘するほか、浮遊選鉱プラントを建設する。2018年に実施された調査の結果、鉱物埋蔵量と資源量は大幅に増加した。確認鉱量は32%増加し銀相当59.5百万oz、品位:Ag 224g/t、Au 2.28g/t。概測鉱物資源量は23%増加し銀相当60百万oz、予測鉱物資源量は55%増加し14.8百万ozとなっている。マインライフは7年から9.5年に更新され、予想銀生産量は23%増加し27.9百万oz、金は45%増加し268,000ozとなった。一日あたりの鉱石処理量は生産開始後750t、生産3年目に1,500t、その後2,000tに拡張予定である。全維持コスト(AISC)はAg 4.76US$/ozから1.36US$/ozに、直接費は3.44US$/ozから0.15US$/ozへそれぞれ減少し、国内銀鉱山の中で低コスト鉱山の上位となる見込みである。税引き後IRRは21.2%から23.5%に増加した。仮に現時点から金属価格が10%下落したとしても、IRRは17.3%と推定され、20%下落した場合は同率10.6%と十分な収益性が見込まれている。
 Terroneraプロジェクトの建設工事は当初2018年中旬に予定されていたものの、7月に行われた大統領選の影響もあり必要許可取得に時間を要したことから、工事開始時期は2019年初頭に延期された。加えて、同プロジェクトに対する資金調達および取締役会の承認がまだ得られておらず、地元紙は、2020年に生産を開始するという目標は楽観的すぎると見解を述べている。

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