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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 鉄鉱石
2019年1月29日 リマ 栗原健一

ペルー:環境評価監査局(OEFA)、Shougang Hierro Peru社に鉱物輸送の停止を命令

 2019年1月16日及び17日付け地元紙によると、環境評価監査局(OEFA)は、Shougang Hierro Peru社に対し、Marcona鉄鉱山(Ica州)の新規プラントにおける鉱物輸送・貯蔵並びに精鉱貯蔵の即時停止を命じた。同社は1,100mUS$を投じて拡張プロジェクトを実施し、2018年8月に操業を開始した。
 OEFAは、2018年10月から同社に対する検査を実施したところ、鉄鉱石及び鉄精鉱の貯蔵地から粒状物質が漏洩し、San Nicolas湾の方向に風で吹き飛ばされていることが確認されたことから、同湾の環境に何らかの変化をもたらしうる粒状物質の飛散への対策が講じられるまでの間、鉱物や精鉱の輸送や貯蔵を停止するよう命じた。さらに、既に粒状物質の飛散による影響の及んだエリアにおける環境修復措置の作業工程計画を、5日以内に提出するよう命じた。
 これに対してShougang Hierro Peru社のVera副社長は、拡張プロジェクトのプラントの一部に溜まった精鉱が強風により海岸方面へ吹き飛ばされたものであり、OEFAによる処分の対象となっているのは拡張プロジェクトエリアで、従来の選鉱プラントについては問題なく操業や貯蔵が行われていると説明した。また散水により粉塵の発生を抑える対策を講じたほか、中国からの輸送船の到着により、精鉱のストックは減少していくと説明した。さらに、近日中にOEFAに対し環境修復プログラムを提出する方針を示した。

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