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2019年1月31日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:Minera Gorrión社の金・銀Ixtacaプロジェクト、先住民による抗議対象に

 2019年1月27日付け地元紙は、Puebla州のIxtacamaxtitlán先住民コミュニティにおける団体がMinera Gorrión社保有のIxtacaプロジェクトに関し、「生命を脅かす」としてLópez Obrador大統領宛てに抗議書簡を提出したと報じた。同社は加Almaden Minerals社の子会社であり、2010年に1,044haの鉱区を獲得、すでにFS調査を終え、現在は生産に向け活動中である。抗議書簡では、Minera Gorrión社が先住民コミュニティとの協議を行うことなしに2012年より同プロジェクトの開発を進めていると指摘した。更に同コミュニティを支援する国際人権NGO団体による人権影響評価を引用し、Ixtacaプロジェクトは地域の水源であるApulco川の汚染をはじめとする環境への深刻な影響を及ぼす可能性があるにもかかわらず、同社の環境影響報告書では関連項目に触れられていないと指摘している。抗議書簡は環境天然資源省、経済省など複数の機関にも提出されたが、黙殺されている。しかしながら過去にAlmaden社は当該コミュニティの社会影響評価を加GMI Consulting社に委託しており、住民は鉱山の影響に対する見解を表明した上で開発に対する理解を示し、2017年に同評価が終了していた。さらに同社は2019年1月21日、環境影響報告書を環境天然資源省に提出済みであり、Almaden社副社長によると、計画されている乾式尾鉱設備建設はシアン化物を必要としないほか、塵埃の対策に特別な注意を払うなど、汚染に対する懸念に対処した内容を報告している。

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