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2019年2月14日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:市民参加型鉱山プロジェクト開発の重要性

 2019年2月6日に開催されたMexico Mining Forumにおいて、鉱山企業幹部及び環境コンサルタント会社による「市民参加型鉱業プロジェクト開発」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
 国内鉱業地域は貧困地域に位置していることが多く、特に国全体の先住民のうち約半数がOaxaca州に居住している。また、Guerrero州にプロジェクトを保有するTelson Mining社は鉱山開発計画、鉱山開発が周辺地域に与えるメリットを住民に明確に伝えることを重視しており、各コミュニティ代表者と直接連絡を取るよう努めている。住民への聞き取り調査の結果、プロジェクト開発前後で治安が大幅に改善したことなど、多くのポジティブな回答が得られており、Telson社保有鉱山周辺住民は、鉱業プロジェクトのメリットを理解していると考えている。このように計画段階から住民参加型での開発に努めることで、鉱山アクセス道封鎖等の問題を防ぐことにつながると述べた。ただし、理想は住民、企業、政府の3者が共同で鉱山開発を考えることであるという。メキシコの政治は、大統領任期6年で政策が変更になるリスクがあるが、鉱業プロジェクトは10年以上の長期計画で進められていることから、政府は長期的視点に立った政策を検討する必要があると訴えた。

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