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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2019年3月4日 リマ 栗原健一

ペルー:投資促進庁(Proinversion)、旧Tambogrande金プロジェクトの一部鉱床における新規案件の入札を計画

 2019年2月25日付け地元紙及び投資促進庁(Proinversion)によると、Proinversionは、旧Tambogrande金プロジェクト(Piura州)を構成していた3鉱床のうちの1つを、新たに「Algarroboプロジェクト」として入札を計画している旨明らかにした。ProinversionのPeñarandaサービス部長によれば、本プロジェクトは「持続型民間イニシアチブ」案件として、2019年第3四半期に入札が実施される見込みとなっている。
 Proinversionのプロジェクト情報によると、前身であるManhattan Minerals社の旧Tambogrande金プロジェクトはTG-1、TG-3、TG-8の3鉱床から構成されていたが、このうちTG-1がTambo Grande村の地下に位置していたこと、露天掘り開発が計画されていたことから、村や墓地の移転、Piura川の迂回、農地や景観への影響を危惧する住民による拒絶を招いて開発が失敗した背景に触れた上で、今回のAlgarroboプロジェクトは、Piura川左岸に位置するTG-3鉱区において、景観への影響がより少ない坑内掘り開発が計画されている。
 さらに本プロジェクトの目的は、「水・鉱業・農業モデル」による鉱物資源開発であるとし、鉱業活動と、農牧業の促進につながる水資源の確保両立を目指すものであるとして、鉱山開発に向けた各種調査の実施に加え、「地域コミュニティに対する飲料水供給による水不足問題解決や、農牧・水インフラ・農業プロジェクトの推進」、「農牧製品の付加価値を高めるための農牧産業パークや、乾燥林保護プロジェクトの推進」、さらには各ステージにおける経済協力等の実施が期待される取り組みとして条件づけられている。また推定投資総額は350mUS$とされている。
 過去の情報によれば、TG-3鉱床の資源量は82百万tで、品位はCu 1%、Zn 1.4%、Au 3.8g/tとなっており、Alturas Minerals社のCardozo社長は「金や銀を含む銅・亜鉛のポリメタル鉱床である」としている。Algarroboプロジェクトに関心を持つ企業名は明らかにされていないものの、ペルーやカナダの企業が関心を示しているとの情報が取りざたされている。

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