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2019年3月6日 北京 関淳夫

中国:廃棄鉛蓄電池の収集率を高め、鉛蓄電池汚染処理の加速化を図る

 安泰科によれば、生態環境部等9部署は、「廃棄鉛蓄電池汚染予防処理行動計画案」を共同で発表した。廃棄鉛蓄電池は74%の鉛及びその化合物、20%の硫酸、6%のプラスチックから構成される。廃棄した鉛蓄電池から鉛を回収することによって、初生鉛の採掘を減らし、鉛による環境リスクを低減させることができる。廃棄した鉛蓄電池のうち7割以上が再製錬できるが、違法処理によって再利用できないものもあるため、更に環境を汚染することになる。
 鉛蓄電池は、自動車、電動自転車及びエネルギー貯蔵等分野で幅広く応用されており、現在、中国は世界最大の鉛蓄電池生産国と消費国である。2017年、国内鉛蓄電池の生産量は、世界総生産の40%以上を占め、廃棄した鉛蓄電池の産出量は約380万tで、数多くの鉛蓄電池は違法な処理ルートに入っている。できるだけ早く廃棄された鉛蓄電池の処理収集システムの規範化を図り、違法な処理収集による環境汚染を効果的に抑制し、国の生態環境を維持し、民衆の健康を保護する必要がある。
 「廃棄鉛蓄電池汚染予防処理行動計画案」によると、廃棄した鉛蓄電池汚染予防処理に関する各種業務を促進し、違法な収集処理産業を整理整頓し、生産者責任拡張制度を着実に実行し、廃棄した鉛蓄電池の収集処理率を高める。鉛蓄電池生産企業は、2020年までに生産者責任拡張制度を通じて廃棄した鉛蓄電池の収集率40%を達成し、2025年までに収集率は70%の達成を目標としている。廃棄した鉛蓄電池は、すべて安全的処理を行う。当該計画案によると、2019年6月末までに鉛蓄電池生産、初生鉛と再生鉛等に係る重要な企業リストをそれぞれ作成、公表し、且つ動きを更新する。2019年から、生態環境部、発展改革委員会等は、廃棄鉛蓄電池関連違法企業や関係者の情報を生態環境分野違法違約リストに導入し、且つ公表する。

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