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2019年3月12日 リマ 栗原健一

ペルー:Rimac川鉛汚染の悪化を警告

 2019年3月4日付け地元紙によると、国立統計院(INEI)の環境統計報告書は、2019年1月において、Lima市への水供給源であるRimac川を汚染する複数の重金属の濃度が大幅に増加し、水道局の処理プラントに影響を与えていることを明らかにした。
 報告書によれば、上下水道公社(SEDAPAL)の処理プラントにおける2019年1月の鉛濃度は最大0.005mg/ℓで、前年同月比150%増、前月比においても150%増だったほか、鉄濃度は最大0.137mg/ℓ(前年同月比55.7%増、前月比153.7%増)でカドミウム濃度も上昇(同81.8%増、200%増)した。さらにINEI報告書では、SEDAPALが、プラントにおけるRimac川の河川水の処理によりアルミニウム濃度は最大許容量以下になったと発表とした一方で、鉛、鉄、カドミウムに関してはコメントしていないとした。
 本件に関して、国会のアンデス・アマゾン・アフリカ系ペルー人環境保全委員会のTorres顧問は、Rimac川流域には384か所の休廃止鉱山鉱害(PAM)が存在し、雨季は汚染度上昇の可能性が高くなるとした一方、エネルギー鉱山省はPAM発生責任者の特定に平均5年間を要することから、汚染問題解決に5年間の空白期間が生まれていると説明、同委員会はこのような現状を打開するための法案を提出する計画であるとコメントした。

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