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2019年4月1日 リマ 栗原健一

ペルー:Southern Copper社、新規製錬所建設計画について説明

 2019年3月18日付け地元紙によると、Southern Copper社のGonzales社長は、Ilo(Moquegua州)における新規製錬所の建設計画はほぼ設計を完了しつつあり、取締役会による承認が得られた場合、1,350mUS$を投資して1mtの製錬能力を有する新規プラントを建設する見通しであると説明した。
 さらに社長は、本計画は既存のIlo製錬所の拡張ではなく、あくまでも新たな製錬所の建設であるとし、双方のシミュレーションを行った結果、既存プラント拡張の場合1.75mtカソード生産が可能となるのに比べ、新規プラントを建設した場合、既存プラント(1.2mt)と新規プラント(1mt)で合計2.2mtのカソードを生産することが可能となる見通しを明らかにした。
 さらに、Tia Maria銅プロジェクトの建設開始が実現した場合、両プロジェクトの建設時期が重なる見通しであるものの、Tia Maria銅プロジェクトの建設が、新規製錬所プロジェクトの実施の条件ではないことを明らかにした。
 その上で、新規プラントでは、2018年末に完了したToquepala銅鉱山拡張プロジェクト(Tacna州)による増産分を製錬するほか、将来的にCuajone銅鉱山拡張プロジェクト(Moquegua州、85千(現行)から120千t/日の拡張計画)の増産分や、Tia Maria銅プロジェクト、Los Chancas銅プロジェクト(Apurimac州)やMichiquillay銅プロジェクト(Cajamarca州)における生産物の製錬を行う計画であるとコメントした。さらに、これら新規プロジェクトでの生産が始まるまでの間は、Cerro verde銅鉱山やLas Bambas銅鉱山、Toromocho銅鉱山等の精鉱を製錬できるとした。その根拠として、Southern社の算出によれば、2.2mtのカソード生産能力を有する同社の本プラントで製錬を行う方が、(未製錬の)精鉱を中国に輸送するよりも低コストとなることを明らかにした。

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