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ニュース・フラッシュ

鉱種:
グラファイト コバルト ニッケル リチウム
2019年4月2日 ロンドン 倉田清香

EU:EUは持続可能な電池の生産・利用において世界のリーダーを目指す

 2019年3月28日付けのメディア情報によると、欧州委員会のHead of Unit Resource Efficiency and Raw Materials, Peter Handley氏は、2050年に向けた脱炭素化戦略において電池の原材料の確保は重要であり、欧州内における電池原材料の利用を増やしたいとコメントした。欧州委員会は、電池についての戦略的な行動計画(Strategic Action Plan, SAP)を策定し、EUを持続可能な電池生産・利用において、世界的に先導する立場になるための包括的な対策を提唱している。本計画では、安定した電池原材料の供給を目指すために、原材料のリサーチとイノベーション、資金調達と投資、標準化、規制、貿易とスキル開発に注力するとしている。欧州委員会の2016年データによると、欧州加盟国の原材料生産の世界シェアは低く、リチウム0.1%、天然黒鉛1.1%、コバルト7.7%、ニッケル13.8%に留まる。リチウムイオン電池工場が欧州に進出し、2020年には欧州にGWサイズの工場が最低7か所開設される予定となっている一方で、欧州内の多くの探査プロジェクトはFSまで実施したにも関わらず、資金集めに苦戦し、多くは商業化に至っていない。Peter Handley氏は「加盟国の多くは原材料の輸入に頼っているが、これからはより自給自足する努力をしなければ原材料の入手が困難になる可能性がある」と話している。

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