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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2019年4月8日 ジャカルタ 南博志

フィリピン:「The Nickel Initiative 2019」を開催、関連産業の強化へ

 2019年3月20日付地元メディアによると、フィリピンのニッケル産業協会(PNIA:Philippines Nickel Industry Association)、電気自動車協会(EVAP:Electric Vehicle Association of the Philippines)及び欧州商工会議所(ECCP:European Chamber of Commerce of the Philippines)の3団体は共同で、3月18~19日に同国ニッケル産業強化に向けたイベント「The Nickel Initiative 2019」を開催した。本イベントはニッケルの生産者と需要家(EV、運輸、インフラ等の業界)との連携を深め、鉱業投資を促進し、同国ニッケル産業の持続的な発展に結びつけていく目的で開催された。イベントでは、Arroyo下院議長(元大統領)が挨拶し、現Duterte政権は環境保護重視であるが、鉱業・金属加工業はフィリピンにとって重要な産業であり、環境天然資源省(DENR)は規制だけでなく投資促進の役割も担っていかなければならないと訴えた。同国では、現政権誕生以降、露天掘り鉱業禁止、鉱山監査による操業停止命令、ロイヤルティの一律徴収法案の上程等、環境保護を重視し鉱業を規制する政策の立案や実施が相次いでいる。
 なお、3月27日付地元メディアは、この「The Nickel Initiative 2019」開催に対して、高付加価値化政策により進んでいるインドネシアへのニッケル製錬所等投資と比較して、フィリピンのニッケル産業投資・誘致は大きく後れをとっており、関係者の焦りは強いとの解説を掲載している。

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