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2019年4月9日 シドニー 吉川竜太

豪:歴史的な「Timber Creek」訴訟の判決により、今後WA州で伝統的土地所有者の経済的・文化的損失に対する補償を求める訴訟が頻発か

 2019年4月4日付の地元メディアは、WA州で活動する100社以上の鉱山会社が、20年以上にわたる鉱業活動により損害を被った伝統的土地所有者の経済的・文化的価値の補償を求める裁判に巻き込まれる可能性があると報じた。これは連邦高裁で審議されていた「Timber Creek」訴訟において、先住権原に基づく権利が過去の行為により消失したケースに対する補償金算定の方法が豪州で初めて示され、原告の伝統的土地所有者グループに被告のNT準州政府が2.5mA$の補償金を支払うことを命じる「歴史的な」判決が2019年3月に下されており、この判決が影響するとされている。今後Pilbara地域やKimberley地域を含むWA州でも、WA州政府及び鉱山会社に対して同様の補償を求める訴訟が起こる可能性がある。WA州中央部の13,000km2に先住権原を有するTjiwarl部族の代表者は、同部族が先住権原を保有する範囲において2千件を超える補償が必要な行為が過去に鉱山会社によって行われている。NT準州のTimber Creek訴訟ではごく狭い範囲で53件の過去の行為に対する補償に対する判決が下されたが、今後Tjiwarl部族も経済的・文化的損失に対する補償を求めた訴えを連邦裁判所に起こす予定である。

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