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2019年4月11日 リマ 栗原健一

ペルー:Las Bambas銅鉱山争議、続報

 2019年4月6~8日付け地元各紙によると、4月6日、LimaにおいてDel Solar首相を筆頭とする政府代表者や、Nueva Fuerabamba村のRojas村長、MMG社代表者らが協議を行った結果、Las Bambas銅鉱山へのアクセス道及びYavi Yaviエリアの鉱物輸送道の封鎖を解除することで合意に達した。この他にも、道路封鎖解除に伴う非常事態宣言の解除、MMG社からNueva Fuerabamba村に対するYavi Yaviエリアを巡る争議の和解金の支払い、Las Bambas銅鉱山におけるNueva Fuerabamba村住民の雇用の約束の履行等が合意された。和解金額については公表されていないものの、一部報道では15mPENであると伝えられている。
 本合意について、政府は「公式な」ものであるとする一方で、Rojas村長は4月8日に住民総会を開き、住民に対して合意内容を提示の上協議する予定となっていることから、現実的な封鎖解除はあくまでも住民の意向による見通し。またVargas副村長は、合意内容を認めず、道路封鎖継続の方針を示したほか、同村のParedes新法務顧問は、Rojas村長が合意書に署名したのは「誤り」だったとの考えを示している。
 なお4月6日の協議会には、Nueva Fuerabamba村以外にも、Cotabambas郡Challhuahuacho区のその他の村の代表者も出席し、別途合意書が締結された。本合意書に基づき、Challhuahuacho区における道路封鎖が解除された場合、政府は同区の非常事態宣言を解除し、さらに4月11日にDel Solar首相、運輸通信大臣、開発・社会包摂大臣、保健大臣等により構成される政府のハイレベルグループが同区を訪問し、同郡内の様々な村の要望や開発について協議することが取り決められた。
 Las Bambas銅鉱山の鉱物輸送道封鎖が60日以上に及ぶ中、ペルー中央準備銀行は、同鉱山による2019年2月の銅精鉱輸出量は12,000tで前月比65.7%減、前年同月比55.5%減となり、輸出額は前年同月比64%減少したことを報告した。

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