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ニュース・フラッシュ

鉱種:
PGM(白金族) ニッケル
2019年4月18日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社、Talnakh選鉱プラント及びSouth Cluster鉱業プロジェクト開発へ

 2019年3月28日付の地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、Talnakh選鉱プラント(TOF)の拡充・近代化、South Cluster鉱業プロジェクト開発に関する投資決定を行った。これらプロジェクトに対する今後4年間の投資総額は90bRUBとなり、非鉄金属及び白金族金属の大幅な生産増加を見込んでいる。
 Talnakh選鉱プラントのプロジェクト(TOF-3)では、鉱石年間処理能力1,000万tから1,800万tへの拡大、高効率の新規選鉱技術導入を予定している。これによりTalnakh鉱床の鉱石処理を一つの選鉱プラントに集中でき、スケールメリットが得られ、選鉱過程での金属抽出率を上げることができる。投資額は約40bRUBで、拡充・近代化後のプラントの操業開始は2023年を予定している。
 South Cluster鉱業プロジェクトは、Norilsk-1鉱床北部開発プロジェクトである。斑岩鉱石の埋蔵量は1億6,500万tで、年間採鉱能力は2027年に900万tに達する。既存インフラの利用により、2019年には剝土作業の開始、2021~2022年に採掘開始を予定している。第一段階では露天掘り採鉱場の拡張、第二段階では坑内掘りにより採掘量増加を図り、白金族金属の生産は年間20t以上増加させることを目標としている。投資額は概算で45bRUB以上となる。
 Norilsk Nickel社の2018年の生産量は、パラジウムが前年比1.83%減の272万9,000oz(84.9t)、プラチナが2.54%減の65万3,000oz(20.31t)、ニッケルが0.76%増の21万8,770t、銅が18.09%増の47万3,654tであった。

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