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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年4月19日 リマ 栗原健一

ペルー:Barrick Peru社、Lagunas Norte金鉱山拡張を中止

 2019年4月15日付け地元紙によると、Barrick Peru社CEOのFumagalli氏は、Lagunas Norte金鉱山(La Libertad州)拡張プロジェクトについて、Barrick本社(カナダ)の投資基準を満たさなかったため建設の承認を得られず中止されたことを明らかにした。
 本プロジェクトでは640mUS$を投資し、2019年に第1フェーズの建設、2020~2021年に操業をそれぞれ開始し、炭酸塩鉱石の処理により年間100kozの金を増産することや、第2フェーズにおいて2026年から追加的な170kozの金の増産が計画されていた。しかし、2018年のFS結果の分析により、Barrick社の経済的基準を満たさないとの結論が出され、中止となった。
 なお同社は、本プロジェクトに代わってLagunas Norteエリアにおける衛星鉱床の発見を目的とした探鉱に取り組む方針であり、ボーリング総掘進長をこれまでの3倍、探鉱投資額に関しても例年の約2倍の33mPEN以上とする計画を示している。
 Lagunas Norte金鉱山は2005年に操業開始後、最盛期は年間1moz超の金を生産したが、2018年の生産量は245kozで、前年比37%減となった。CEOは、本鉱山では今後も生産を継続するものの、酸化鉱床が枯渇しつつあり減産の傾向が続く見通しを説明の上で、下部の硫化鉱床を対象とした探鉱を行い、開発が可能かどうか検討したいとの考えを示した。
 一方で、同社は世界的規模の新鉱床発見を目指し、La Libertad州内外においてグリーンフィールドの探鉱を実施している。また、鉱山やプロジェクトの買収による成長戦略など、あらゆる機会に対してオープンな姿勢であるとコメントした。

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