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2019年5月22日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:鉱業基金アンパロ訴訟、連邦政府側が控訴

 2019年5月15日付け地元紙によると、連邦政府が2018年12月28日に公布した鉱業基金の新たな管理・運営規則制定(2019年4月12日付 カレント・トピックス19-11:メキシコ鉱業基金に変化参照)に地方自治体が起こしたアンパロ訴訟憲法争議に対し、最高裁判所が新規則案は違憲との判決を下したことを不服として、5月9日、連邦政府側は控訴を申し立てた。
 2019年3月、最高裁判所首席裁判官は、連邦政府による新たな鉱業基金管理・運営規則は違憲との見解を示し、原告側のChihuahua州、同州の17自治体及びSan Luis Potosí州の計4自治体では新規則が適応されないとの判決を下していた。これに対し、大統領府法務部は5月9日付けで控訴した。今後は、同判決内容の精査が別の裁判官により行われることとなる。
 これまで、鉱業基金は連邦政府、州、自治体へ分配され鉱山周辺地域の持続可能な地域開発プログラムに供されてきたものの、新たな政府案で、今後は住民対象の無利子融資として利用されることが計画されている。これに対し原告のChihuahua州知事は、大統領による社会福祉プログラムや融資制度案に関しては反対しないが、鉱業基金は州及び自治体の開発資金としての利用が本来の目的であり、裁判によりChihuahua州の財源を守らなければならないと主張している。

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