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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2019年5月28日 北京 関淳夫

インドネシア:Antamは、華友コバルト業社、山東鑫海社の中国企業2社とニッケル事業を共に展開する予定

 安泰科によれば、インドネシア国有鉱業公司PT Aneka Tanbang Tbk(Antam)は、浙江華友コバルト株式有限公司、山東鑫海科学技術株式有限公司と協力事業を展開する予定で、1bUS$を投入し電池用正極材やフェロニッケル工場の建設を行うこととなった。インドネシアの国有企業部によると、インドネシア政府は現在ニッケル加工業界への投資事業を奨励しており、下流産業を拡張することによって国内の鉱業製品の付加価値を引き上げる方針である。
 Antamの責任者によると、華友コバルト業社とHPAL技術やRKEF技術を用いる工場を共同建設し、EV電池用の一級ニッケルを生産する予定。当該事業に対する投資額は6b~12bUS$になる見込み。インドネシアIndonesia Asahan Aluminium社も同事業に参加し、今月中に契約締結を望んでいる。
 Antamは、山東鑫海科学技術株式有限公司とインドネシアでフェロニッケル工場を建設予定で、投資額は1.2bUS$である。当該工場では、フェロニッケル4万tとステンレス60万tを生産する予定。現在工場の建設場所について実地調査を行っており、物流問題も工場建設の重要ポイントとなる。
 特に注目するのは、2022年、インドネシアのニッケル鉱石に対し5年間輸出規制を実施し、インドネシア国内で消費することになる。これもインドネシア国有鉱業企業が、事業を下流に展開する計画の理由となる。

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