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2019年6月21日 リマ 栗原健一

ペルー:水源の特定・区分・分類枠組み、2019年7月に完成予定

 2019年6月12日付け地元紙によると、2017年8月15日に公布された水資源法改正法(法律30640)に基づき、水資源庁(ANA)による作成が進められている「水源の特定・区分・分類方法の枠組み」に関し、国会のアンデス・アマゾン・アフリカ系ペルー人環境保全委員会に出席したANAのObando長官は、水源エリアの特定は42%の進捗状況にあり、2019年7月を目途に完成する予定であるとコメントした。
 この特定においては、最も脆弱なエリアとして雪山や地下水等が考慮されていること、本エリアにおける全ての生産プロジェクトの制限が提案されていること、また本枠組の策定にはANAだけでなく環境省、エネルギー鉱山省、経済財務省が共同で取り組んでいること等を説明した。
 また水源の定義に関して、ANAは、1km2のエリアで自然発生する水量が16m3/秒を超える場合を基準とするべきだと提案しているのに対し、環境省からは、それに加え、環境負荷や公害の発生エリア、降雨エリア等も併せて考慮することが提示されている旨明らかにした。
 さらに、主に鉱業プロジェクトをはじめとする生産プロジェクトに対し、水資源の供給量に与える影響に応じた補償(水の管理や灌漑を目的とした工事の実施等)を義務づけることが提案されていると説明した。
 本法律における水源の特定や区分を巡っては、アンデス山岳部を活動エリアとする鉱業や電力関連の企業団体から、プロジェクトへの影響を懸念する声が上がっている。

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