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ニュース・フラッシュ

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2019年6月25日 ジャカルタ 南博志

インド:Vedanta Resources社の銅製錬所、閉鎖命令による逸失利益は約2億US$

 2019年6月18日付地元メディアによると、英天然資源大手Vedanta Resources社Anil Agarwal会長は、インド南部Tamil Nadu州部Tuticorinの銅製錬所の州政府の閉鎖命令による操業停止によって、約2億US$の利益を失ったことを明らかにした。同製錬所は2018年5月、環境汚染懸念への抗議デモの暴徒化に対する警察の発砲による死亡事件をきっかけに、州政府から永久閉鎖命令を受けていた。同会長は、同製錬所による生産がインド国内銅生産量の約40%を占めていたとし、この操業停止により同社自身の損失だけでなく、インドからの外貨流出にもつながっている。また、関連産業を含め12万人弱の職が失われたとの見方を示した。
 なお、同社は操業再開に向けて裁判所に異議を申し立てており、国家環境裁判所は州政府の閉鎖命令を無効と判断し製錬所の再開を認めていた。その後、州政府だけでなく環境活動家もこの無効判断に異議申し立てを行ったこと等の紆余曲折があり、今後は高等裁判所で審理される見通しである。

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