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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 鉄鉱石
2019年6月28日 シドニー 吉川竜太

豪:IMOによる船舶燃料中の硫黄濃度規制導入により、豪州鉄鉱石業界が恩恵を受けるとの予測

 2019年6月20日付けの地元メディアによると、現在一般的に利用されている輸送船舶による高硫黄含有バンカー油の使用を2020年1月から国際海事機関(IMO)が制限することにより、豪州の鉄鉱石産業の競争力と収益性が向上する可能性があるとの指摘がある。IMOの新規制は、バンカー油の使用により排出される硫黄量を80%削減し、代わりに液化天然ガスやバイオ燃料を使用するよう促している。BHPは新規制の導入により、鉄鉱石を豪州から中国へ運ぶコストが2~3US$/tの上昇に留まる一方、長期間の航行が必要なブラジルから中国へ運ぶコストは3~5US$/t上昇すると見込んでいる。また、英Wood Mackenzie社の予測でも、ブラジルから中国への輸送コストは40%以上に相当する6US$/tと大きく上昇する一方、豪州・インドネシアから中国への輸送コストの上昇幅は1.7~2.9US$/tに留まるとされている。同メディアによると、6月21日時点におけるWA州から中国への輸送コストが7.31US$/tであるのに対し、ブラジルのVale積出港から中国への輸送コストは17.17US$/tである。

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