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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年7月18日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:加Orla Mining社のCamino Rojo金・銀プロジェクト、開発方針に注目

 2019年7月15日付け地元紙は、加Orla Mining社がZacatecas州に保有するCamino Rojo金・銀プロジェクトに関し、Fresnillo社と協議を進めている鉱区に係る協定と、豊富な硫化物鉱床の開発に関する判断により、今後の収益がさらに増加する可能性を報じている。
 同プロジェクトは、2017年にOrla Mining社がGoldcorp社より買収し、メキシコを代表する銀・金鉱山であるPeñasquito鉱山から約50kmに位置し、2019年6月に発表されたFSの結果、低コスト化と高い経済性が期待されている(2019年6月28日付 ニュース・フラッシュ:Orla Mining社、Camino Rojo金・銀プロジェクトのFS結果を発表参照)。同社は現在、資金調達に関する協議を進めているほか、数週間以内に、残りの必要許可申請を行う予定である。2020年第1四半期に建設工事開始、2021年に生産開始を計画している。
 Orla社は近隣に鉱区を保有するFresnillo社と開発に関する協議を進めており、Fresnillo社の鉱区北部の深部250m内まで開発を可能とする協定を盛り込みたい考えである。それによりFresnillo社側鉱区内でさらに深部の開発が可能となり、マインライフを大幅に引き延ばすことが見込まれている。しかしながらOrla社幹部は、現在まで協定に対する手ごたえを発表していない。また、主要鉱床のさらに深部に巨大な硫化物鉱床があり、鉱量Au 7.3百万oz及びAg 61.6百万ozが捕捉されているが、生産にはFSで発表されているヒープリーチング法の代わりに、従来型ミルで鉱石を処理する必要がある。なお、Newmont Goldcorp社は、Camino Rojoプロジェクト売却の一環として、硫化物鉱床の開発を目的に、Orla社とのJV事業に参加する選択肢を保持している。今後の開発方針次第で、Camino Rojoプロジェクトの収益はさらに増加することが予想される。

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