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ニュース・フラッシュ

鉱種:
モリブデン 貴金属
2019年8月28日 モスクワ 秋月悠也

ウズベキスタン:AGMK、第3銅選鉱プラントにより非鉄・貴金属生産拡大へ

 2019年8月19日付けの地元報道等によると、2018年12月25日付けウズベキスタン大統領決定「産業分野の生産施設近代化・技術的再装備の加速化に向けた措置」に基づき、AGMK(Almalyk Mining-Metallurgical Complex)では、生産力減耗分の補填と銅及び貴金属の生産拡大を目的とするYoshlikⅠ銅鉱床開発プロジェクト(タシケント州)の実施を継続しており、近い将来、AGMKには、YoshlikⅠ採鉱場、第3銅選鉱プラント(MOF-3)、関連インフラ施設を擁するもう1つのコンビナートが誕生する。
 MOF-3の建設は2019~2023年を予定し、生産施設は段階的に操業を開始する。4年後にはYoshlikⅠ鉱床の処理能力は鉱石60百万t、銅精鉱(純分)166千t以上、モリブデン精鉱(純分)0.6千t以上、金精鉱(純分)15tとなり、最新技術HPGR(High Pressure Grinding Rolls)と新しい複合選鉱技術を利用することで銅の回収率は85%となる。
 新規プラントは、粗砕鉱・粉鉱倉庫、中砕・細粉砕施設、主要棟(微粉砕・選鉱・脱水部門)、湿式製錬プラント、完成品保管庫・出荷セクション、試薬プラント、研究室、機械修理工場、尾鉱堆積場その他から成る。銅・モリブデン鉱石の微粉砕・選鉱(浮選)の6つの技術ラインが設置される。
 完成品の精鉱はコンベアで銅製錬所に送られ、尾鉱は、選鉱プラントから約1kmの場所に設置される尾鉱堆積場にポンプで移送・保管される。
 第1段階の粗砕はYoshlikⅠ採鉱場で行われ、その後、原料はコンベアでMOF-3の倉庫に送られ、さらに粉砕(最終段階はHPGRによる細粉砕)が行われる。その後、粒径6mm以下の粉鉱はハイドロサイクロンでの分級、74µm以下クラス80%に至るまでの微粉砕処理がなされる。新規選鉱プラントの全工程を完全に自動化することで、人的要因の影響を低減し、製品と労働の質を高め、トラブルを減らすことができる。

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