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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2019年10月8日 金属企画部 畝井杏菜

韓国:韓国鉱物資源公社(KORES)の経営悪化、過去最高水準へ

 2019年10月4日付け現地報道によると、韓国国会・通商産業資源中小ベンチャー企業委員会資料において、韓国通商産業資源部所管の41の公企業の2018年の負債総額は182兆KRW(韓国・ウォン:約150bUS$)と対前年比で5%悪化し、負債が急増したことが明らかとなった。主な理由は、李明博政権時代(2008~2013年)に推し進められた、エネルギー公企業による海外資源開発が失敗したことによるもの。
 特に、負債比率の大きい石炭公社及び鉱物資源公社(KORES)は、2018年の借入金依存度は100%を超過し、経営状況が著しく悪化している状況にある。エネルギー公企業の負債については、2015年頃より問題視され、組織改革が進められてきた。KORESについては、直接投資から撤退すべく海外資産の売却が進められており、今後鉱害公社との統合が決定している。しかし、資産売却は進展が無く、資源価格下落の影響を受けて2018年の負債額は4年で倍増した。財務健全性悪化を回避するための具体的な対策は進んでおらず、これ以上の負債の拡大を防ぐ必要性が高まっている。

通商産業資源部所管公企業41社の年度別総負債額(単位:100億KRW)
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
914 1,223 1,445 1,586 1,720
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
1,800 1,752 1,719 1,719 1,821
エネルギー公企業の借入金依存度(単位:%)
  2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
石炭公社 213 214 216 211 219
鉱物資源公社 66 94 116 128 147
石油公社 45 64 66 68 74
ガス公社 66 66 65 65 66
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