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ニュース・フラッシュ

鉱種:
マンガン 亜鉛
2019年10月9日 メキシコ 森元英樹

メキシコ:メキシコが抱える鉱山アクセス道封鎖問題(2019年10月)

 2019年10月3日付け地元紙によると、現在、少なくとも3つの鉱山で道路封鎖によるデモ活動が行われている。各問題の概要は以下のとおり。
 最も注目されている道路封鎖問題はPeñasquito多金属鉱山(2019年9月20日付 ニュース・フラッシュ:Peñasquito多金属鉱山において住民による道路封鎖が再発参照)であり、同鉱山では2019年6月の抗議活動に続き本年2度目の道路封鎖となった。地元NGO代表者は水資源への影響に対する抗議を行っているのに対し、鉱山側はスポーツ施設等の建設を提案したものの、住民は同案を拒否し議論は終結していない。Andrés Manuel López Obrador(AMLO)大統領も同問題を注視しており、同鉱山は地元経済、雇用の重要な位置づけにあるとして、双方に解決を促している。そして、合理的な要求は考慮されるべきであるが、地域社会の中には腐敗した関係者もおり、個人的な利益のために環境問題を持ち出していると発言している。
 また、Sierra Mojada亜鉛・銀プロジェクト(2019年10月4日付 ニュース・フラッシュ:Silver Bull Resources社、Sierra Mojada亜鉛・銀プロジェクトの作業一時停止参照)では、同プロジェクトを保有する加Silver Bull Resources社の関係者が地元の鉱業協同組合と協議を継続しているが、生産段階に至っていないプロジェクトからの給与、ロイヤルティについて議論を求められており困惑していると述べた。なお、同プロジェクトは、2018年6月に豪South32社(本社:パース)とのJV事業(2018年6月12日付 ニュース・フラッシュ:加Silver Bull Resources社、豪South32社とJV契約を締結参照)として進められている。
 Minera Autlán社がHidalgo州に保有するマンガン鉱山では、トラック運転手及び地元住民のグループが9月10日から鉱山へのアクセス道の封鎖を行っている。トラック運転手は輸送契約の締結を要求し、地元住民は同鉱山周辺のClaro川の汚染等に関する環境影響について抗議を行っている。同社は、環境影響を引き起こしたことはないと否定し、常に法規制に準拠した操業を行っていると述べている。

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