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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2019年12月5日 サンティアゴ 椛島太郎

チリ:銅価格の下落によりCODELCOの2019年Q1~Q3余剰金は前年同期比57%減

 2019年11月29日、Araneda CODELCO総裁の発表によると、2019年第1四半期~第3四半期間の剰余金は総額603mUS$で、前年同期に比べ57%減少した。Araneda総裁は、剰余金減少の原因として、銅価格低下、製錬所操業再開の遅れ、労働者組合との団体交渉を挙げた。同期間の銅平均価格は2.74US$/lbで、前年同期は3.01US$/lbであった。Araneda総裁によれば、この影響を利益でみれば、729mUS$に相当するという。同期間の生産量は1.12百万tで、前年同期に比べ6.7%減少した。生産量減少の要因としては、鉱石品位の低下、2月の豪雨による一時操業停止、6月の14日間に亘るChuquicamata銅鉱山のストライキによる鉱石処理量減少であるとした。しかしながら、2019年第3四半期、労働生産性は労働者一人当たり51.7tに達し、第1四半期(一人当たり40.5t)に比べ向上した。
 一方、CODELCOは、競争力を高めることによって、将来的に剰余金を増やすことを目的とした戦略的計画を発表した。この計画により、投資予算を2028年までに800mUS$以上削減する一方、2021年以降、剰余金を年間1bUS$増やすことを目標としている。Araneda総裁によれば、どの大型開発プロジェクトも破棄されることはない、政府からの資金供給が可能であれば喜んで受け入れるが、CODELCOは自社資金で投資できるように取り組んでいる、と述べている。

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