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2019年12月26日 リマ 栗原健一

ペルー:政府、南部鉱物輸送道の代替案を模索

 2019年12月24日付け地元紙によると、南部鉱物輸送道・対話開発協議会のBustamante開発・社会包摂大臣は、現政権が終了する2021年7月までに、南部鉱物輸送道における社会争議の長期的な解決策を示す方針を明らかにした。
 南部鉱物輸送道はApurímac州、Cusco州、Arequipa州を通過する全長500kmの道路で、最終区間は鉄道によりMatarani港に達し、Las Bambas銅鉱山やConstancia銅鉱山、Antapaccay銅鉱山などにより利用されている。
 本鉱物輸送道については12月12日、運輸通信省(MTC)により324kmをアスファルト舗装する計画が示されている。これに対しBustamante大臣は、アスファルト舗装はあくまでも短期的な対応策で、長期的・根本的な解決策ではないとの考えを示し、具体的な代替案として、Andahuaylas市(Apurímac州)からSan Juan de Marcona港(Ica州)までの鉄道敷設に係る調査が実施されている一方、Las Bambas銅鉱山からIca州に精鉱輸送パイプラインを敷設する可能性等が検討されているとコメントした。
 本件に関しEstremadoyro運輸副大臣は、Andahuaylas市からSan Juan de Marcona港までの鉄道敷設に関する投資前調査は2020年に完了予定であるとしつつ、今のところ現政権内において入札を実施する計画はないとした一方、パイプライン敷設に関しては、巨額な投資を必要とする上に多くの技術的な課題が存在し、10~15年の長期プロジェクトとなるとコメント、これら代替案については未だ不確定要素が多いとの考えを示した。
 南部鉱物輸送道の周辺には、およそ15件の鉱業プロジェクトが実施され、その合計投資額は17.7bUS$にのぼる。

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