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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2020年1月28日 北京 塚田裕之

中国:中国、2019年コバルト生産量は対前年比4.5%増

 現地報道によれば、中国、2019年コバルト金属総生産は対前年比4.5%増の9.3千tであった。中国国内のコバルト金属年間生産能力は13千tで、稼働率は69.3%となった。国内コバルト金属の主要生産企業は、金川集団、格林美株式有限公司、煙台凱実新エネルギー科学技術有限公司、浙江華友コバルト業株式有限公司の4社となっている。格林美株式有限公司は2019年に生産能力を2千tから3千tに引き上げ、2020年には金川集団、華友コバルト業社が生産能力の拡大を予定している。広西銀億新材料有限公司の電解コバルトの月間生産能力は30tである。同社は、2016年から電解コバルトの生産を停止し、硫酸コバルト、塩化コバルト等コバルト塩の生産に転換していたが、コバルト塩市場全体の生産能力が過剰であるため、2019年7月より利益の高い電解コバルト生産を再開した。安泰科の予想によると、2020年中国企業の金属コバルト生産能力は2万tを上回る。
 2019年コバルト金属輸入量は増加し、輸出量は減少した。2019年1~11月の金属コバルトの輸入量は対前年同期比37%増の1,399tで、2019年通年の輸入量は約1,500tに達する見込み。2019年1~11月の金属コバルトの輸出量は対前年同期比40%減の1,970tで、年間輸出量は2,200tになる見込み。2019年5月に、米国は、中国からの金属コバルトの輸入関税を25%引き上げ、国内金属コバルトは米国市場への輸出が激減したため、2018年と比べ金属コバルトの輸出総量が大幅に減少した。

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