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2020年2月27日 リマ 栗原健一

ペルー:政府、Las Bambas銅鉱山に対し南部鉱物輸送道以外の精鉱輸送方法を示すよう要請

 2020年2月17日付け地元紙によると、首相府のMolina地域ガバナンス副大臣は、Las Bambas銅鉱山に対する抗議により度重なる封鎖が行われている南部鉱物輸送道に関し、本政権中(2021年7月まで)にアスファルト舗装を終える計画を改めて示した。
 その一方でペルー政府は2019年、アスファルト舗装はあくまでも粉塵被害を和らげるための応急策であるとの考えのもと、MMG Las Bambas社に対し、過剰な道路交通量により人々の生活に支障を与えないための代替案を示すよう要請し、同社は現政権中に最終的な解決策を示すことを約束した旨明らかにした。また、具体的な解決先にはパイプライン又は鉄道の敷設が考えられ、同社はこれらの案について検討中であるとしつつ、鉄道敷設には複数の企業による利用が前提であり、1社のみの利用を前提とした計画は不可能であるとの考えを示した。
 一方、2月7日に非常事態宣言が発出された本道路の一部区間(Espinar郡Coporaque区、Chumbivilcas郡Ccapacmarca区)については、地域住民から同宣言解除の要請が行われているものの、自由な通行が確保されるまでは警察による警備を継続する方針を明らかにした。
 また、政府として地域社会との対話を継続していくとしたほか、地域社会は発展を望んでおり、鉱山企業はそのパートナーとなるべきだとコメント、今後も地域社会とMMG社双方との調整を続けていく意向を示した。
 南部鉱物輸送道はApurimac州、Cusco州、Arequipa州を通過する全長500kmの道路で、Las Bambas銅鉱山をはじめとする複数の鉱山により利用されている。

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