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2020年3月11日 バンクーバー 武市知子

加:BC州の石炭鉱山近くを流れる河川の魚が激減し、Teck Resources社は困惑を見せる

 BC州南東部でTeck Resources社が操業する石炭鉱山の近くを流れるFording Riverで、ノドキリマスの数が激減した。4つの石炭鉱山近くからEldfordまでの60kmに及ぶFording Riverで実施された調査で、2017年秋の時点では全体で約3,700匹、1km当たりの成魚は76匹が確認されたが、2019年10月には全体でわずか66匹、1km当たりの成魚は9匹へと激減したことが明らかとなった。
 Teck社の石炭鉱山からセレンが河川に排出されており、河川の汚染は長年問題となっている。石炭鉱山近くにあるElk Riverの水質モニタリング所では、水生動物の生態に適しているとされる基準の50倍のセレンが検出されている。また、石炭鉱山からの排水によりノドキリマスが産卵する川床が硬化する事態が発生しているが、これにはセレン以外の成分も関連しているとみられる。Teck社は2024年までに1bC$以上の予算を計上し、石炭鉱山からの排水問題に対処するとしている。
 Teck社の報道官は「過去数年でノドキリマスの激減に繋がるような操業上の変更は行っておらず、石炭鉱山に関連する水質もしくは自然現象、捕食、気候変動が関係しているのか分からず原因不明」としている。

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