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2020年3月23日 メキシコ 佐藤すみれ

メキシコ:2020年国内銀生産量は2015年以来最高となる予想

 2020年3月13日付け地元紙は、2020年の銀生産量に関し、複数の企業において増加する見込みと報じており、国内主要10社による生産量は前年比10.5%増加し5,007.55t(161百万oz)となることが試算され、2015年以降最高値となる可能性がある。以下は各社の2020年銀生産予想である。

・墨Industrias Peñoles社
 2020年の生産量は1,975.07t(63.5百万oz)と予想されている。2018年の生産量2,171.02t(69.8百万oz)から2019年は1,937.75t(62.3百万oz)に減少しており、主にFresnillo鉱山における生産量が11.6%減少したことに加え、同鉱山及びSaucito鉱山のオペレーションに係る問題が影響した。なお、同社の予想生産量には、Fresnillo鉱山の目標生産量1,664.04t(53.5百万oz)に加え、2020年2月末に操業を開始したMinera Capelaプロジェクトの目標生産量146.19t(4.7百万oz)も含まれている。

・加Newmont Goldcorp社
 Peñasquito鉱山が2019年に住民運動により生産停止となり、同年の銀生産量は494.55t(15.9百万oz)と大幅に減少したものの、生産が再開されたことから2020年は約2倍の933.11t(30百万oz)となることが予想されている。

・米Southern Copper社
 San Martín鉱山の2020年銀生産量は、前年の18.66t(0.6百万oz)に65.32t(2.1百万oz)が追加されると予想しているほか、Santa Bárbara鉱山では前年より9.33t(0.3百万oz)増加する見込みである。

・加Pan American Silver社
 2019年は、2018年の生産量363.91t(11.7百万oz)から413.68t(13.3百万oz)に増加した。また、2020年の生産量は前年から据え置きの413.68t(13.3百万oz)と予想されている。

・加First Majestic Silver社
 2020年の生産量は前年の410.57t(13.2百万oz)から388.79t(12.5百万oz)に減少する見込みで、国内に保有する複数の鉱山における操業が停止していることから、San Dimas鉱山、Santa Elena鉱山、La Encantada鉱山の生産に注力する。

・加Fortuna Silver社
 保有鉱山の品位低下により、銀生産量は2019年の244.75t(7.87百万oz)から2020年は216.17t(6.95百万oz)に減少することが予想される。

・加Coeur Mining社
 Palmarejo鉱山における生産量は品位低下により、2018年は233.90t(7.52百万oz)、2019年は219.28t(7.05百万oz)、2020年は210.26t(6.76百万oz)と連続減少となる見込みである。

・墨Minera Frisco社
 保有鉱山における資源量の減少により、2018年の生産量240.43t(7.73百万oz)から2019年は156.76t(5.04百万oz)に減少した。同社は2020年の目標生産量を発表していないものの、地元紙は前年の生産量から横ばいと予想している。

・加Endeavour Silver社
 オペレーションの問題から、2019年の生産量は前年の171.70t(5.5百万oz)から124.41t(4.0百万oz)に減少した。また、2019年にEl Cubo鉱山の操業が停止したことから、2020年生産量はさらに減少し101.09t(3.25百万oz)となる予想である。

・加Agnico Eagle社
 国内に保有する3件の金鉱山において、2019年は銀89.27t(2.87百万oz)が生産されたが、2020年は鉱石処理量予測や品位、回収率を考慮し81.80t(2.63百万oz)に減少するとみられる。

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