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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類 ニッケル
2020年4月3日 ジャカルタ 南博志

フィリピン・マレーシア、インド:東南アジア等での新型コロナウイルス感染拡大による鉱山等操業停止について

 標題のニュースに関して、現時点での東南アジア諸国等における金属鉱山・製錬所の操業停止について、主な報道情報を取りまとめた。
 2020年4月1日付け地元メディアによると、フィリピンMindanao島北Surigao州の鉱山が4月1日から一時操業停止になった。3月28日付けの州知事命令に基づく措置で、期間は不明。鉱山労働者等への感染拡大を防ぐ目的で、措置には外国船の入国禁止も含まれている。これにより、Nickel Asia(NAC)社のTaganitoニッケル鉱山・製錬所、Hinatuanニッケル鉱山、Global Ferronickel社(操業はPlatinum Group Metals社)のCagdianaoニッケル鉱山等が一時操業停止となる。同国ではさらに、Masbate州のB2Gold社のMasbate金銀鉱山も採掘を停止しているとのこと。政府の新型コロナウイルス肺炎対策による燃料供給不足が原因。なお、同鉱山では備蓄鉱石から製錬は行っている。
 また、2020年3月23日付け地元メディアによると、豪Lynas社がマレーシアで操業するレアアース選鉱施設が、同国政府が3月18日付けで実施した活動制限令(国内での企業活動や人の移動を制限するもの)を受けて一時操業停止となった。なお、豪州WA州のMt Weld鉱山は操業している。マレーシアの活動制限令は当初3月31日までの予定であったが、引き続き4月14日まで実施される予定である。
 他方、インドでは、3月25日から21日間の外出禁止措置をとり、多くの企業が活動停止となっているが、Odisha州では金属鉱業を含む鉱業全般が当該措置から除外されたため、操業が継続されている。しかし、労働者や輸送に係る運転手の移動制限による減少等により、実際の活動は60%以上減少している模様。

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