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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2020年4月8日 北京 塚田裕之

中国:2020年2月の国内精製コバルト生産量、対前年同月比約12.5%減少

 安泰科によれば、2020年1月末からの新型コロナウィルス肺炎拡大以降、コバルト業界は2月初めの中央政府の呼びかけに応じ、感染拡大防止のため多くの企業が生産を停止した。安泰科は、国内のコバルト精製企業16社(年間生産能力12万t以上、国内生産能力を80%カバー)に対し追跡調査を行った。2月第一週目には69%近くの企業が生産停止し、そのうち春節(1月24日~31日)中に生産を続けていた企業は、主に浙江省、江蘇省、甘粛省、広東省の企業であった。第二週目からは徐々に操業を再開する企業が増え、生産停止する企業の割合が38%まで下落した。浙江省、広東省等の企業は操業再開したものの、江西省や江蘇省の一部企業の操業再開は現地政府の審査認可が必要であった。第三週目から数多くの企業が操業を再開、85%以上の企業が生産再開していたが、一部では企業所在地の閉鎖等により生産再開ができない企業もあり、全体の稼働率は依然として低かった。最終週には、従業員の復帰も増え、月末には稼働率が高まった。また、2月中は広い地域で輸送が制限され、特に省間や市間の運送は自主的な輸送規制措置などにより物流にも影響が見られたが、月末にはこうした状況も改善した。2月の業界平均稼働率は約42%、精製コバルト生産量は5,250tとなり、対前年同月比12.5%減、対前月比では28.8%減となった。うちコバルト金属生産量は890t、コバルト粉末生産量は290tであった。

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