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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類 ジスプロシウム
2020年5月7日 北京 塚田裕之

中国:2020年第1四半期、中国のレアアース産業は“好景気ライン”を多少下回り

 安泰科によれば、2020年4月20日、新華社中国経済信息社および包頭レアアース製品取引所が共催で「中国レアアース産業景気指数2020年第1四半期発表会」を開催した。これによると、2020年第1四半期、中国レアアース産業景気指数は99.47点と好景気ラインの100点を若干下回り、不景気というエリアに入った。
 中国レアアース産業景気指数は、市場のパフォーマンス、生産経営、雇用状況、融資状況、在庫状況、技術イノベーションの6つの指標から構成されている。2020年第1四半期においては生産経営指標の点数が最も高く、107.69点となった。発表会において、新型コロナウイルス肺炎感染拡大の影響を受け、レアアース企業の稼働生産能力は若干低減しているが、主要製品価格は上昇している。特に中・重希土類酸化物価格の上昇が明らかで、価格上昇により生産ロスがある程度緩和されたと指摘した。業界関係者の話によると、2020年第1四半期の中重希土類酸化物の価格上昇は、ミャンマー政府がレアアース輸出港を閉鎖したことが要因である。さらに、市場ではレアアースの買上げ期待が高まっていたことが、中重希土の価格上昇を促進した。統計によると、中重希土酸化物第1四半期の価格は高水準を維持した。酸化ジスプロシウムの場合、足元の価格は年初から2.57%上昇している。
 今後の市場見通しについて、発表会で示されたデータによると、回答企業の94.87%が、2020年第1四半期の生産経営に関して新型コロナウイルス肺炎感染拡大の影響を受けていると認識している。そのうち71.79%の企業は2020年第2四半期まで影響が続くと予想する。多くの大手企業は、第2四半期のレアアース市場に関してポジティブに考えているが、大半の中小企業は第2四半期のレアアース市場パフォーマンスに大きな改善は見られないだろうと認識している。発表会において、今後レアアース企業は、世界的視野を一層広げ、レアアース企業を強く大きくさせるとともに、イノベーション技術を開発しレアアース製品の高度加工能力を引き上げ、また、ハイレベル人材の養成や導入業務を徹底的に実施すると述べられた。

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