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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2020年5月21日 シドニー Whatmore康子

豪:鉄鉱石価格がCOVID-19流行を背景に高値を維持、先物価格も最高水準に

 2020年5月18日付けの地元メディアによると、鉄鉱石のベンチマーク価格は同日の時点で93US$/tと同年4月30日の価格から13%値上がりした高値を維持しており、豪連邦政府が2019年4月に予測した、2020年3月時点における価格55US$/tを大きく上回る結果となっている。鉄鉱石先物価格も値上がりしており、2020年5月18日の中国のコモディティ取引市場Dalian Commodity Exchangeにおける9月受け渡し価格は692.50元(約97.34US$)/tと、1993年に同市場が先物取引を開始して以来の最高値となった。この高値の背景には、ブラジルからの鉄鉱石供給が2019年の伯Minas Gerais州Brumadinho鉄鉱石鉱山における廃滓ダム決壊事故の影響に加え、同国におけるCOVID-19の急速な蔓延により減少していることや、中国における鉄鉱石需要が鉄鋼生産の増加に伴い急増していることが指摘されている。英Fitch Solutions社は、2020年における世界の鉄鉱石生産量は各国政府がCOVID-19蔓延阻止を防ぐために設ける制限により鉱山操業が停滞していることから、前年比0.8%増と前年の増加率4.7%増を下回り、鉄鉱石価格は平均85US$/tを維持すると予測している。

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