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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類 コバルト ニッケル マンガン
2020年5月26日 シドニー Whatmore康子

PNG・ナウル:NGOによる最新調査書、マンガン団塊採掘が及ぼす深刻な影響について警告

 2020年5月20日付けのメディアによると、環境NGOであるMining Watch Canadaなどが加盟するDeep Sea Mining Campaignが共同作成した最新の調査書によると、太平洋で行われるマンガン団塊の海底採掘が、PNGやトンガ、ナウルなど太平洋島嶼国における海洋環境に深刻な打撃を与えると警告している。マンガン団塊は海底に存在するジャガイモ大の鉱物の塊で、コバルト、ニッケル、銅、マンガン、レアアースなどが豊富に含まれているとされる。米国地質調査所(USGS)によると地球上の地表の過半は海底で占められることから、マンガン団塊に含まれる金属資源量は陸地で発見される全資源量の合計の数倍にも及ぶとされており、鉱業企業はこれらの海底採掘を行うことによって、バッテリーに使用される金属の供給源が拡大すると主張している。一方、同調査書において科学者たちは、マンガン団塊の海底採掘は海洋生物に長期的かつ深刻な影響を与え、海洋生態系への甚大なリスクの要因になるとして、これらの影響やリスクについての調査が十分ではないとの懸念を示している。

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