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2020年5月27日 バンクーバー 武市知子

加:英Endeavour Mining社による加Semafo社の買収提案に関し、加連邦政府は全面的な国家安全保障審査を行う

 英Endeavour Mining社は、加の金鉱山会社であるSemafo社の買収提案を3月下旬に行った。本買収案件に対し加連邦のイノベーション・科学・経済開発省は、通常よりも厳しい国家安全保障の審査を行うとしている。レビューの期限は6月25日を予定している。
 Endevaour社の最大株主は、Naguib Sawiris氏が経営するLa Mancha社だが、同氏が2013年にカナダの通信サービス企業を買収しようとした際に、ロシアとのビジネス上の繋がりを理由に国家安全保障の観点から買収が却下された経緯がある。また、同氏が会長を務めるエジプトのOrascom Investment Holding社が、合弁で北朝鮮の携帯電話網の運営に参画加していることも、国家安全保障上の全面的な審査の理由と考えられている。
 今回の動きに関し、Endeavour社とSemafo社はいずれもカナダ国内に資産を保有していないため、Endeavour社は今回のカナダ政府の動機は不明としている。尚、2019年11月にSemafo社が運営するブルキナファソのBoungou金鉱山が襲撃され、39名の労働者が死亡したため同鉱山は休止状態にあり、Semafo社買収はEndevaour社にとって操業リスクを伴う案件と見られていた。

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