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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2020年5月28日 北京 塚田裕之

中国:2020年1~3月の国内コバルト製品輸出入状況について

 税関統計データによると、2020年3月の中国のコバルト精鉱輸入量は前年同期比174.4%増の5,886t(金属量412t)で、同年1~3月の同輸入総量は前年同期比55.7%増の24,698t(金属量1,729t)であった。3月のコバルト湿式製錬中間製品の輸入量は前年同月比31.2%増の27,821t(金属量7,234t)で、同年1~3月の同輸入量は前年同期比24.6%増の63,834t(金属量16,957t)であった。
 2019年末、国内の多くの精製コバルト生産企業は生産拡大計画を予定していたため、長期契約の調達量が増加していた。新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受け、需要が若干減少しているが、コバルト原料の調達契約は予定通りに進められている。アフリカでは3月に同感染拡大が深刻化し、DRコンゴは出入国の閉鎖措置を取り入れたため、コバルト原料の生産や運送にネガティブな影響があった。南アでは、港の出入りを閉鎖したため原料の運送が滞り、最長7月までコバルト原料の入荷に影響を与える見込み。
 2020年3月の金属コバルト輸入量は、前年同月比1,030.2%増の487tで、同年1~3月の同輸入量は前年同期比475.6%増の830tであった。1~3月に輸入した金属コバルトについては、主に2019年末または2020年初めに契約されていた。また、3月の輸出量は前年同月比26.3%増の206t、同年1~3月の輸出量は前年同期比6.7%増の371tであった。
 2020年3月のNCM輸入量は、前年同月比183.4%増の5,306tであった。同年1~3月の同輸入量は前年同期比67.7%増の1.22万tで、輸出量は前年同期比98.2%増の5,294tであった。
 2020年3月のNCM前駆体輸入量は前年同月比67.1%減の120tで、同年1~3月の同輸入量は前年同期比72.5%増の282tであった。また、3月の輸出量は前年同月比194.3%増の1.4万tで、そのうち広東省からの輸出が46.9%、湖南省からの輸出が32.0%を占め、同年1~3月の輸出量は前年同期比47.9%増の2.24万tであった。
 2020年3月の酸化コバルトの輸入量は前年同月比の12,000倍の728tで、同年1~3月の同輸入量は前年同期比51倍の1,505tであった。3月の輸出量は前年同月比6.2%減の536t、1~3月の輸出量は前年同期比22.3%減の1,148tであった。

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