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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年6月1日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:各鉱山で操業再開が進む

 2020年5月27日付け地元紙によると、COVID-19の影響により約2か月間操業停止した複数の国内鉱山において、操業再開を始めている。政府は、鉱山労働者及び地元住民の感染を防ぐため各社に対し衛生対策指示を出しており、活動再開にあたっては、各基準を満たしていることを社会保険庁(IMSS)から認定を受ける必要がある。
 加Fortuna Silver社は、2020年5月25日に政府よりSan José金・銀鉱山(Oaxaca州)の活動再開許可を得た後、翌日26日に通常生産量に回復したことを発表した。なお、同社は2020年の生産目標である銀205.28~227.06t(6.6~7.3百万oz)、金1.28~1.40t(41~45千oz)を取り下げている。また、同州に鉱山ユニットを保有する米Gold Resource社も同様に活動再開許可を得て、生産を徐々に回復させる旨を発表しているほか、米Mexus Gold社はSanta Elena金鉱山(Sonora州)において5月23日にヒープリーチングによる処理を再開し、通常生産に回復している。今後の活動再開予定として、加Sierra Metals社はBolívar銅鉱山(Chihuahua州)において従業員を呼び戻し、2020年6月1日の操業再開に向け検疫を開始予定、また、Durango州では州政府と業界代表者との間で、同日以降段階的に操業を再開することに同意し署名を行っている。
 政府の判断は二転三転したものの、現在活動再開に向けた動きは着実に進んでいる。IMSSによる衛生対策の承認目安は72時間以内と示されているものの、これが実際に達成されるかどうか、また、企業が要求される全ての項目を遵守できるかどうかが注目される。

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