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2020年6月3日 シドニー Whatmore康子

豪:Rio TintoがWA州Brockman 4鉄鉱石鉱山で先住民の歴史的遺産を破壊、法改正要求の声が強まる

 2020年5月29日付けの地元メディアによると、Rio TintoがWA州で操業するBrockman 4鉄鉱石鉱山において発破作業を行った際に、先住民の岩石住居遺跡であるJuukan 1とJuukan 2を破壊したことで、WA州の先住民遺産法であるWest Australian Aboriginal Heritage Actを改正すべきとの声が各方面で強まっている。Rio Tintoは同法第18条に基づき、その場所で発破作業を行う認可を2013年にWA州から取得したが、その後に行われた遺跡調査によってJuukan 1とJuukan 2では4万6,000年前に人類が居住していた証拠が発見され、豪州の内陸における最古の住居跡である可能性が生じていた。豪州の考古学協会Australian Archaeological Associationはこの事実に関して、「重要遺産における新しい発見は、遺産法で定められる遺産保護のレベルに反映されるべき」としている。また、WA州Ben Wyattアボリジニ担当大臣は「現在の遺産法の下では、一旦、遺跡の破壊に対して認可が下りれば、その後取り消すことは出来ない。現在、遺産法の改定作業中であるが、伝統的な土地所有者の懸念を払拭するような新法が2020年末までに制定されることを希望する。」と述べた。

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