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鉱種:
2020年6月3日 シドニー Whatmore康子

豪:豪州における2020年1~3月四半期の金生産量が低下、産金企業による低品位鉱体の開発が一因か

 2020年6月1日付けのメディアによると、同年1~3月四半期における豪州の金生産量は77tと、前四半期の87tから減少したことが明らかになった。豪州の金コンサルタント企業Surbiton Associates社は、この減少についてCOVID-19による影響は小さく、各社が現在の高い金価格でなければ採算が合わないような低品位鉱体の生産を高品位鉱体よりも優先していることが背景にあるとしており、「豪州の産金業界では2020年1~3月四半期において、採掘品位の低下とともに採掘量が減少した」と述べた。一方で、ニューヨークを拠点とする投資企業VanEckの投資マネジャーは、「金価格が高値で推移している時に低品位鉱体の採掘が行われるのは一般的だが、これによって生産量が増えてもキャッシュフローの面から産金企業の利鞘は変化しない。投資家は投資先の利鞘が増加することを望んでいる」と述べた。豪ドル建ての金価格は、2019年5月1日の時点で1,640A$/ozであったが同年6月には初めて2,000A$/ozを超え、2020年に入り豪ドル安も影響し5月に2,700A$/ozを超える価格まで値上がり後、同月29日には2,583A$/ozとなっている。

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