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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年6月23日 北京 塚田裕之

中国:2020年5月の国内精製鉛の生産・在庫について

 安泰科が実施した、国内37社の一次鉛企業(総生産能力382万t)と33社の再生鉛企業(総生産能力398万t、使用済バッテリー解体能力598万t、他の鉛含有廃棄物処理能力42万t)の生産統計調査によると、5月の精製鉛生産量は前年同月比3.9%増の40.2万tで、前月比では1.1万t増であった。そのうち一次鉛の生産量は、前年同月比3.6%減の20.14万tで、前月比では5.8%減であった。再生鉛の生産量は、前年同月比12.4%増の20.06万t、前月比13.0%増で、5月の精製鉛生産量の49.9%を占めた。鉛精鉱供給不足の緩和、一部製錬所の稼働率引き上げにより生産量は増加したが、期待されたほどではなかった。貴州地域での環境保護検査実施や、再生鉛製錬企業は利益率が低いため中小規模製錬企業の生産再開に対する意欲が低いことなどにより、増産が少なかった。
 6月は、使用済バッテリーの供給状況や価格変動が生産能力に影響を与える可能性はあるが、主要再生鉛企業の生産が安定し、再生鉛生産の増加は維持される見込み。国内精製鉛の生産量は5月より2.1万t増加する予想。また、6月初めの主要一次鉛製錬所の在庫数は1.2万tで、5月初めとほぼ同水準である。

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