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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2020年6月24日 シドニー Whatmore康子

豪:豪州産のリシア輝石精鉱起源と南米産のかん水起源の炭酸リチウム・水酸化リチウムの製造コストなどについて

 2020年6月18日付けのメディアによると、豪Pilbara Minerals社のKen Brinsden CEOは、過去2年間で中国から日本および韓国への水酸化Liの輸出量が4倍に増加したとするBloomberg社のデータを示し、Li市場において豪州産のリシア輝石を原料とする水酸化Liが、チリやアルゼンチンで塩湖のかん水から精製される炭酸Liおよび水酸化Liのシェアを奪っている状況であると指摘した。同CEOはこの理由に関し、リシア輝石精鉱からは水酸化Liを化学的に直接製造でき、かん水から生産される水酸化Liに対してコスト競争力があるためであると指摘している。
 一方、チリを拠点とするコンサルタント企業iLiMarketsのDaniel Jimenez主席コンサルタントは、現在、南米でかん水から精製される水酸化Liおよび炭酸Liの生産コストはそれぞれ9.50US$/kgおよび6.50US$/kgであるとし、豪WA州Greenbushes鉱山産のリシア精鉱から生産される水酸化Liを除き、かん水から製造される炭酸Liおよび水酸化Liの方が概ねリシア輝石精鉱起源より低コストであると分析している。また同コンサルタントによると、リシア輝石精鉱起源の炭酸Liと水酸化Liの製造コストはいずれ同水準になると想定され、かん水からの炭酸Li製造業者の利益拡大が期待されると指摘している。

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