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鉱種:
その他 ニッケル
2020年6月26日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:LIB材料工場開発2社が鉱業廃棄物の海洋投棄の許可を申請中

 2020年6月2日付地元メディアによると、海事投資調整庁Safri Burhanuddin天然資源担当局次官は5月31日、国内でリチウムイオン電池(LIB)材料工場の開発を行っている2社が政府に対し、発生する鉱業廃棄物の海洋廃滓投棄(STD:Sea Tailings Disposal)の許可を申請していることを明らかにした。申請しているのは、北Maluku州Obi島にてニッケル鉱石からLIB材料抽出のための高圧酸浸出工場を建設しているHarita Group及び中部Sulawesi州Morowali工業団地にてLIB材料工場を建設しているPT QMB New Energy Materialsに出資している中国青山集団(Tsingshan Holding Group)の2社。既に両州の知事は許可を出しており、中央政府の海洋水産省及び環境林業省が検討を進めている段階とのこと。同次官は、鉱業活動は環境に影響を与える側面を持っているが、リスクを最小限に抑えることが必要である、と述べている。
 なお、これに対して環境保護団体等は、STDを行っている鉱山等の例として、PNG・Ramuニッケル鉱山での2019年に起きた廃棄物流出事故や海洋汚染の状況、また、Batu Hijau銅鉱山周辺の環境汚染懸念を挙げて、地域の生態系等へのダメージ等について懸念を示している。

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